「FIREとはなんぞや?」と思われた方もいるでしょう。
FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字をとったもの。訳すと経済的自立をして、早期退職しちゃいましょう!ということです。
仕事が好きで働いている人には無縁かもしれないFIREですが、私みたいな仕事が嫌いで働きたくないという人にとってみれば夢のような話・・・。
FIREを知った時の私の反応は「そんなの一部のお金持ちだけができるものでしょ?」と、半ば投げやりでした(笑)しかし、よく聞くと「自分のような普通のサラリーマン家庭でも現実可能な話ではないか!」と目から鱗。
今回はそんなFIREと出会った私がFIREを目指すまでの過程をまとめたいと思います。
22歳、バリキャリ女子を目指し就職するも現実に打ちのめされる
新卒で就職した会社は大手。社内でも花形扱いの営業部署に配属されました。
不安ももちろんありましたが、自分の中ではバリバリのキャリアウーマンになる妄想で頭がいっぱい(笑)でも、そんな頭の中がお花畑の新入社員は当然ながら妄想を打ち砕かれ、厳しい現実を突きつけられるわけですねぇ。
出勤して数日後には「嗚呼・・・辞めたい」と嘆いておりました。(いや、メンタル弱すぎ)
営業職でしたので、まー帰りは遅いですし、昼もまともに取れないことはザラですし、土日もバンバン連絡かかってきますし。
「これ、どこで休むん?(´_ゝ`)」って本気で思ってました。
とはいえ「辞めたい」と思っても、辞めるに辞められないわけですよ。だって、辞めるメリットよりデメリットがデカすぎる!お金もなければ何のスキルもない、他にやりたい仕事もない・・・。そんなどうしようもない人間が辞めたら、また地獄が待っているだけです(笑)
そんなこんなでとりあえず働きましたよ、3年。
”3年だけ”
3年働き、結婚を理由に辞めました。会社の人たちはこう思っていることでしょう。
「この給料泥棒!」
25歳、結婚し転職を繰り返す
25歳で結婚し退職した後、最初についた仕事は専業主婦←
専業主婦を2ヵ月くらいしたけど・・・だんだん罪悪感が湧いてきました。
そりゃそうよね、自分と同い年くらいの子で仕事していない人はそうそういない。同じことを繰り返す毎日に「あれ、自分何してんだろう」と思い、とりあえず仕事をしようと決意しました。
働き方に対して疑問を持ち、日雇い労働者へ
「仕事しよう!」と決意したものの、前と同じ働き方は嫌だという気持ちが強くありました。夫の仕事は転勤を伴うので、そもそも正社員で雇ってくれるところがなかったと思いますが。
そんな中で選んだ仕事は日雇いの仕事でした。転勤族でも働ける上に、働きたいときに働けるという点が非常に魅力的に感じました。
日雇いで働いてみると、人との関わりが少なく、嫌なら1回だけ行っておしまい、誰でも簡単にできる仕事とあって、本当に都合のいい働き方でした。こちらの都合がいい分、向こうの都合に振り回されることもありましたけどね。
日雇いはメリットもいっぱいありましたが、デメリットもありました。収入が安定しなかったり、交通費が出なかったり、条件のいい現場が少なかったり、単純作業に飽きてしまったり(笑)
20代で甘い考えなのかもしれませんが「もっと楽しく働きたい!成長したい!」と思い、半年ほどして日雇いの仕事は辞めました。
場所にとらわれない働き方を模索
次の仕事を探すときに大事にしたポイントは「場所にとらわれない働き方」「キャリアアップできる仕事」でした。転勤族なので「決まった場所での仕事」というのは異動辞令が出るたびに、キャリアが途切れてしまうと考えました。
そこで出会ったのが、クラウドソーシングを使った在宅ワークです。
「最近流行ってるし、カフェで仕事したりするのカッコイイ!!」とか思って始めました。(ハイ、単純です。)
右も左もわからないけど、とりあえずクラウドソーシングのおすすめで出てきたランサーズというサイトに登録し、ライティングの仕事を始めました。
最初は全然稼げなかったです。ひと月で数千円とか、小学生のお小遣いみたいな金額でした(笑)この安さはさすがに仕事の選び方に問題があったと思います。「初心者だから」と単価の低い仕事ばかり受けていたので。
ちょっとずつ単価の高い仕事に応募し、最終的には1文字1.5円くらいの案件をもらえるようになりました。
最初の文字単価が確か0.2円とかだったんで、めちゃくちゃ上がっているんですけどそれでも稼げませんでした。というのも、書いていたのは自分の知らないジャンルの記事ばかり。調べるほうに時間が割かれるので、思うように稼げず・・・。(月3万くらいでした。)
「月3万ならパートにでも出たほうがよくないか?」と思い始め、半年でまた辞めてしまいました。
やっぱり主婦なら無難にパート?
クラウドソーシングを使ったライティングの仕事を辞め、近所でレジ打ちのパートを始めました。学生時代のアルバイトみたいで、働いていて楽しかったです。
シフトも好きに組めるし、パート先の人たちともすぐ打ち解けられたので「やっぱり主婦はパートが一番なのかも」と感じましたね。
週3~4日働き、月6万ほど。ライティングの収入の2倍になった上に自由な時間も増えました。仕事していてストレスもなかったです。
しかし、その1年後にパートを辞めました。(コイツ、何回仕事辞めるんや。)
では「満足していたのに、なぜやめたのか?」「今は何をしているのか?」という点を次にお話したいと思います。
27歳、FIREと出会い転職&副業
正社員3年、日雇い半年、クラウドソーシング半年、パート1年。
転職しまくってたどり着いた今はというと、派遣社員しています。祝日の数で月給が変わりますが、大体月に16~17万円です。
「パートに不満がなかったのに、なぜ派遣へ?」と思うかもしれません。理由としては2つあります。
1つは、夫が将来的に転職を考えているという点。現在、夫の年収は平均よりちょっと上くらい。転職するとなると収入が減るリスクもあるので、私も働けるうちに働こうと思いました。
そして、もう1つは「私は働くのが嫌い」。
ええ、もう1度言います。
”私は働くのが嫌い”
さんざん転職しておいて、出た結論がコレです(笑)様々な働き方・仕事をしてみたけれど「仕事が大好き!」みたいな人間にはなれなかった・・・
そして、そんなタイミングで出会ったのがFIREという生き方です。
最初は他人事だと思ったFIREの話
FIREとの出会いはYouTube。両学長のリベラルアーツ大学の動画だったと思います。
1番最初に見た動画がどれだったかは忘れてしまいましたが、最初は「怪しい」「嘘だろ」という疑いの気持ち100%(笑)しかし、すべて見終わると「私みたいな凡人でも実現可能っぽいな・・・」と思い、他の動画も全部一気に見ました。
様々な動画を見て、FIREの達成は自分でも可能だと確信しました。それは、FIREが収入の大小に左右されるものではないということ。お金持ちでなくても平均よりもちょっと上に収入、平均以下の支出で生活することでFIREは実現可能だと。
「私が目指す先はこれだ!」と思いました。
経済的な自立ができれば、嫌な仕事をする必要はないし、働きたいと思える仕事に出会えたら働けばいいし。
お金がなければお金のために働かなければならないですよね。長い人生を考えたときに、お金のためだけに働くというのはちょっと寂しいと思いました。
FIREと出会い働くことに目的が生まれた
最初の頃の転職は「自分が楽しく働ける仕事探し」に近い目的もありました。でも、出た結論は「働くの嫌い」。笑
FIREと出会い「FIREするために働く」という目的が生まれました。
仕事はもちろん、嫌だけど(笑)でも、将来の選択肢が増えると思うと頑張れる。これが働くモチベーションになっています。
派遣への転職に加え、副業もスタート。YouTube、そしてこのブログのストック型ビジネスに挑戦中です。副業は割と楽しく続けられているので、これが将来的に仕事にできたら素敵だなと思っています。
とはいえ、FIREについてはまだまだ無知
FIREという目標が立ちましたが、まだ勉強が全然できていません(笑)
「とりあえず収入を増やそう」と思い転職し副業を始めましたが、収入を増やすだけではFIREは達成できません。こんな風に行動が先走ってしまい、知識を後から身につけようとするタイプなので、今後はちょっとずつブログを通してFIREの知識を深めていきたいと思います。
私のような「FIREしたい!」と思いつつ「FIREって何から始めりゃいいんだ?!」という方は多い・・・はず。(弱気)
このブログでは、無知な凡人主婦がFIREに向けて少しずつ勉強し成長していく過程をつづっていけたらな、と思っております。