通勤や昼休み、あるいは友達との待ち合わせなどのちょっとしたスキマ時間があったら、あなたは何をするでしょうか?スマホを見たり、昼寝したりとなんとなく過ごしていませんか?
スキマ時間を有効活用できれば、1年に1つ資格を取ることも、本を毎月数冊読むことも、残業が1時間減らすこともできますよ。
大抵の人は「なんとなく」過ごしてしまっている時間からこそ、差をつけるならこのスキマ時間を有効に使っていくのが1番です。
今回は、そんなスキマ時間を有効に活用する方法をご紹介いたします。
1日当たり1時間もスキマ時間があった!
ある調査によると、1日当たりのスキマ時間は平均1時間9分もあるということがわかっています。
みなさんも1日のスケジュールを想像してみてください。
通勤や移動時間、昼休み、あるいは飲食店で料理を待っている10分、会議が始まるまでの5分と、わたしたちが思っている以上にスキマ時間は多く存在します。
あなたも1日1時間くらい、スキマ時間があるのではないでしょうか?
1日で見れば1時間ですが、1ヵ月では30時間、1年で365時間です。無駄にするにはもったいなさすぎますよね。
そのスキマ時間を資格取得や仕事、読書など有益な時間に変えていくことで、1年後には365時間分の差が周りとつけられるのです。
スキマ時間にマイルールを作る!
スキマ時間はふとした瞬間に訪れます。その場で何をするのか考えているようでは、スキマ時間を有効活用しきれません。
ですから、事前にスキマ時間で何をどんなふうに行うのかを考え、マイルールを作っておきましょう。
マイルールの作り方は3ステップです。
- スキマ時間を使って何を達成したいか?
- 目標を達成するためにやるべきことを考える
- 時間単位でやるべきことを振り分ける
では、マイルールを作る3つのポイントをそれぞれ詳しく見ていきましょう。
スキマ時間を使って何を達成したいか?
まずは、スキマ時間を使って何を達成したいかを決めておきましょう。「なんとなく」ではなく、明確な目標を定めておくほうがより濃い時間になります。
何を目標にしたらいいか悩んでしまうという方は、今まで「時間のせいでできなかった」「時間があればやりたい」と思っていたことを目標にするといいかもしれません。
たとえば「1年後に資格を取得したい」でもいいですし、仕事であれば「残業を減らす」「仕事での成果を上げる」などでもいいでしょう。
今まで無駄にしていたスキマ時間を、少しでも有益な時間に変えることができそうならばどんなことでもOKです。
目標を達成するためにやるべきことを考える
立てた目標を達成するために「スキマ時間で何をするのか」を具体的に考えてみましょう。
資格取得であれば、参考書を読む、問題集を解く、間違えた問題の復習ならスキマ時間でも行えそうですよね。仕事の成果を上げるなら、情報収集をする、企画書の案出しをする、提案書の骨組みを作る、ニュースチェックをするなど。
何をするか、まずは思いつくだけあげて箇条書きにしてみてください。その中で「これはスキマ時間でもできそう」と思うものをいくつかピックアップしておきましょう。
時間単位でやるべきことを振り分ける
スキマ時間は2種類あります。通勤や昼休憩などまとまってとれる長い時間と、会議が始まるまでの数分のようなほんのわずかな時間の2つです。
長い時間と短い時間では、できることも変わってきますよね。ですから、それぞれの時間に合った「やるべきこと」を振り分けておく必要があります。
「資格取得」と「仕事成果を上げる」の目標を例にして見てみましょう。
目標:資格取得
10分以上のスキマ時間(移動・昼休憩など):問題集を解く
10分未満のスキマ時間(待ち合わせなど):参考書を読む、間違えた問題の復習
目標:仕事成果を上げる
10分以上のスキマ時間(通勤・昼休憩など):企画書の案出し、提案書の骨組み作り
10分未満のスキマ時間:ニュース・メールチェック、情報収集
といった具合で決めておきましょう。
実際にやってみて「これをスキマ時間にやるのはいまいちだな」と思えば、どんどんほかのことに変えていってOK。その際には、1つ前に箇条書きにしたものを参考にしてみるといいですよ。
注意すべきポイント3つ
最後にスキマ時間を有効活用するにあたり、押さえておいていただきたいポイントを3つ紹介します。
- マイルールは必ず行動に移す
- 最初から完璧を目指さない
- 誘惑になりそうなものを避ける
それぞれのポイントを詳しく説明していきます。
マイルールは必ず行動に移す
目標を達成させるために、マイルールを一生懸命考えたと思います。
しかし、計画をしっかり立てている人ほど、計画で満足してしまう場合があります。
計画は大切ですが、行動はそれよりももっと大切です。スキマ時間がやってきたら、とりあえずマイルールに従って行動しましょう。
まずは「これならできそう」と思えるものからで構いません。気軽にやってみると案外成功しやすいですよ。
最初から完璧を目指さない
計画が失敗する理由はシンプルです。それは、無理をして完璧を目指そうとするから。
最初に立てた計画を完璧に実行しようとすると、壁にぶつかったときにすぐ挫折します。
「計画がつらい」「うまくいかない」「何か違う」と思うならなら、その都度変更しても問題ありません。完璧に行う必要はないのです。
とにかく継続することが大切ですから、無理せず自分のできる範囲で頑張ってみましょう。
誘惑になりそうなものを避ける
誘惑になりそうなものは、あらかじめ避けておくほうが成功しやすいです。
たとえば「スマホで時間を見るだけのつもりが、気付いたらネットサーフィンをしていた」なんて経験はないですか?スマホを開く前は「時間を見るだけ」と頭にあったはずが、開くと誘惑となるアプリのアイコンなどが目に入ってしまいます。そして、ついついほかのことを始めてしまうというわけです。
このスマホの例で見るとわかるように、誘惑を目にして避けるには相当なエネルギーが必要となります。つまり、誘惑を目につかないようにすれば、そもそもそんなことにエネルギーを割かなくてもいいのです。
スマホが気になるなら電源を切っておけばいいですし、移動時間は寝てしまいそうならばコーヒーをとってみるなど、できることはあるはずです。
自分がついつい時間をつぶしてしまうものをあらかじめ把握しておき、対策を考えておきましょう。
まとめ
スキマ時間を有効活用するために、まずはマイルール作りから始めてみてください。
そして、マイルールを立てたら行動に移しましょう!継続が大切ですから、マイルールがしっくりこなければ柔軟に変えてOKです。
毎日1時間のスキマ時間を積み上げて、周りと差をつけましょう!